サービス企画の作り方　その２　Theme（テーマ）を決める

一番大事なのはテーマ

サービスを企画する上で一番重要なものは、間違いなくこれ、テーマだと自分は思っています。

テーマとは、主題、題目、という意味のようです。なぜこれが重要なのかというと、このテーマにより今後出て来る「課題（Problem）」と「解決法（Solution）」の捉え方が変わってくるからです。

テーマが企画内容を大きく左右する

たとえば、「車の販売台数が伸び悩んでおり、とくに若い世代のマイカー離れが進んでいる」という課題に対して、若い人はエコに関心が強いからと「エコ」をテーマに新車種を開発するのと、若い人は質が良いものを選ぶからと「ハイスペック」をテーマに開発するのとでは、全く違うコンセプトの車が産まれて来ることでしょう。

つまりテーマは、これから考えうることの方向性を確実に決めてしまいます。これから生むであろう企画内容を大きく左右します。まぁテーマ＝「主題」なので当たり前っちゃ当たり前なのですが。

テーマの決め方

ではそのテーマをどう決めるのか。これが一見難しい問題のように見えるのですが、実はとても簡単です。テーマとは自分の意思なのです。企画を実現した際に、その企画で成し遂げたいことは何なのか。もちろん売り上げ目標を達成する、というのは当然あると思うのですが、それに加えて成し遂げたいこと、それがテーマです。もちろん、会社員として働いている人は、自分の意志が会社の意思と同じ方向を向いている必要があります。

逆に言うと、意思がない人には企画は作れません。テーマが作れないからです。意思があっても、それが個人的だったり利己的なものでしかない人にも企画を作ることはできません。社会に所属する一員として、何を成し遂げたいのか。それについて強く思うことがある人こそ、強いテーマが生まれ、強いテーマがあるからこそ、素晴らしいサービスが産まれるものだと思っています。

 

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