サービス企画の作り方　その4 Problem（課題）とSolution（解決）

続いて、Problem（課題）とSolution（解決）をみていきます。前回に引き続き、ファッション業界で働いていたとしましょう。

前回、テーマを「ファッション業界の若い才能を救いたい」としました。このテーマを踏まえて課題と解決策をワンセットで検討していきます。ファッション業界に「Problem」があり、それを「Solution」すると「業界の若い才能」が救われるというストーリーを想像してみます。

ここで前回、Insightとして「ファッションセンスがある人の助言って、本人からしたら当たり前のことだけれども、ファッションセンスがない人にとってはとても価値があるものだ。」という気づきについて考えてみます。（今回Insightは１つのみ挙げていますが、テーマを決めた後であればいくつもあって構いません）　ファッションセンスがない人にとっては、「センスがない」ことが課題なのですが、それだけでは具体的な「Problem」までが見えてきません。

そこで、センスがないことによる具体的な「Problem」が起きていないか調査をしてみます。すると、以下のようなProblemがみつかります。

大学生この服装多すぎ！ Twitterで話題【かぶり男子】

服を買いに行く服がない。

今から彼氏とデートしてくるけど、この服装どう？ｗｗｗ

もっといろいろ出てきたのですがこのくらいで。。センスがないがゆえに、「どんな服を着たらいいのかわからない」「自分が買うべき服がわからない」というのが大きなProblemとして存在していることが伺えます。ではさらにこの課題を分解し、この課題の本質を探ってみましょう。

このように課題をさらに分解すると、以下の仮説が見えてきます。

• 自分らしさの参考になる雑誌やブランドが見つけられていないのかもしれない？
• 自分らしさの参考になるものがあれば、それを使ってくれるかもしれない？

 

ここまでで、Insight、Problem、そして仮説が出そろってきました。もう企画の骨子は見えてきそうですが、ここでもうひとつ検討する要素があります。それは業界トレンドです。

ちょっと長くなってしまったので次の記事に続く。

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