「Wii」を勝手にコンサル

勝手にコンサルコーナーです。このコーナーは自分の企画トレーニングのために、いろんなプロダクトをピックアップして、勝手にコンサルしてみるという、とても迷惑な記事を書くコーナーです。。いやいや、かなり前向きに書いていくつもりなのでよろしくです。

勝手にコンサル第一弾

記念すべき最初のプロダクトは「Wii」でいきたいと思います。いまリビングにいて、ふと目に留まったというだけの理由です。しかし最初からこんな大きいテーマでいいのだろうか。。まぁ最初から100点の回答なんて出せないし、やることに意味があると自分に言い聞かせて、サクッといってみます。

コンセプトは「お母さんが嫌いにならないゲーム」

企画者にとっては有名な話なので、おそらく多くの方がご存知かと思いますが、Wiiを開発する際に出てきたコンセプトは「お母さんに嫌われないゲーム」だそうです。これまでのゲームはというと、一人でテレビ画面に向かって黙ってやるイメージで、勉強の妨げになるし、健康にも悪い。そこで世のお母さん達は「ゲームは１日１時間まで！」などのルールを課すほどにゲーム嫌いになっていきました。実際に自分もそう言われていた時期がありますし、お母さんがゲームをやってるのを見たことないです。その経緯はこちらの本にまとまっていて、且つWiiのコンセプトワークをトレースしながらコンセプト作りが学べるのでとてもおすすめです。

 

リビングの置物と化したWii

Wiiの発売はGoogle先生によると２００６年１１月１９日。あの頃のWiiブームは記憶に新しいですね。これまでの「一人で遊ぶゲーム」の枠を飛び越えて、家族で遊ぶ・みんなで遊ぶゲーム機としてブレイクスルーしていました。Wiiのおかげでホームパーティをやる口実もできましたしね（笑）そしてコンセプト通りにお母さんに嫌われなかったWiiですが、未だにリビングにある家庭は多いのではないでしょうか？リビングの隅っこであの青い光をゆらゆらさせてませんか？しかし全く起動しなくなってしまった。遊ばなくなってしまった。起動すればおもしろい体験が待っているのに。

パッケージ型ゲームの弱点：買って、飽きたら終わり

パッケージを買って、やりこんで、クリアして飽きたら終わり。それがパッケージ型ゲームのライフサイクル。そうならないためにWiiにはたくさんの施策があったように思います。バーチャルコンソールやWiiの間などがそれにあたると思います。しかしどれも、一度電源を切ったマシンに再度電源を入れようというきっかけを与えるほどのものにはならなかったようです。さらに任天堂側からユーザーに向けてリテンションさせる手段もない。当時のゲーム機としてはなくて当たり前の話なのかもしれませんが、一方で、ソーシャルゲームはそれをカンタンにクリアしてしまっています。

パッケージ型ゲームの弱点を克服したソーシャルゲーム

ゲーム業界について詳しい訳ではないのであまり偉そうなことは書けないのですが、パッケージ型ゲームがスマホのソーシャルゲームにお客さんを奪われているのは明らかです。パッケージ型ゲームと比べてソーシャルゲームは基本的にクリアがなく（飽きさせない）、無料でスタートできて（敷居が低い）、アイテム課金で（継続的な売上）収益を上げ、万が一お客さんが離れそうになっても呼び戻し（PUSH通知）します。

任天堂がソーシャルマリオをやらない理由

きっと、任天堂はそれをやりたくないんだと思います、何が何でも。調べてないですけどきっと社長がそんな反応してるはず。個人的にもそういうことをやらない会社であってほしいと思っています。子供が笑顔で安心して遊べるゲームを提供し続ける会社であってほしいと切に願っています。

じゃあ、どうするの？

では、リビングで（おそらく）ネットワークにつながっているゲーム機のメリットを生かすにはどうしたらいいのか。

相手がスマホのソーシャルゲームだと、気軽なカジュアルゲーム等ではもはや勝てません。Wiiの強みである、みんなで楽しめる、の価値を最大化する必要があります。また、これまでの人気キャラという協力なコンテンツがあります。これらをうまく利用できないでしょうか。

提案１

Wiiを使ってリビングで家族と一緒に勉強できる知育系アプリケーションを作ってはいかがでしょうか。

家族のいるリビングのテレビ周り事情は未だにWiiがいると思います。（調べてないですが自分が遊びにいくとたいていあります）。その家族と一緒に勉強しながら遊べるゲームをWiiを使ってやれないでしょうか。最近教育関連サービスがWEBで出てきていますし、スマホやタブレット向けにも知育アプリが出てきていますが、もっとリッチで楽しいことがWiiならできると思うのです。そして教科書を買う感覚でコンテンツ販売することで収益を確保し、毎月「検定」的なことを実施することでリテンションする。ソーシャルゲームのようにゲーム内で強くなるためだけのアイテムを売るのではなく、現実世界で子供の成長に役立つコンテンツを販売する。これなら親としても嬉しい出費です。

これまでも「やわらかあたま塾」や「右脳キッズ」などの教育ジャンルのゲームを出しているのですが、これらは例えるならテレビのクイズバラエティ番組のようなものです。クイズになっているけど具体的にどんな知識がつくのかよくわからない。こういうのではなく、明らかに英語の勉強になってる、とか、歴史に詳しくなってる、とか、プログラミングできるようになっていく、とか。そういう一生ものの学習ができるものであったり、または「釣り」に詳しくなったり、「虫の飼育」が得意になったりなど、子供の興味・趣味のレベルをあげるようなソフトがあったら嬉しいです。

提案２

つーか普通にマリオカートの新作コースとか売ってほしいです。

いまだにやるのがマリオカートです。家族でやったり、友人を招いてホームパーティでやったり。でもさすがに同じコースは飽きてしまうんですよね。毎月１本でもいいから新しいコースがでてきたらそれ買いたいです。

提案３

あと任天堂さんにはぜひともリアルのテーマパークを作ってほしいです。

ディズニーランドに匹敵するキャラクターと正解間をもっているので、それを利用したテーマパークがあったら絶対子供と一緒に行きたい！そこでしかできない限定ゲームとかゲーム内イベントがあったら超おもしろい！と思ってたら、全く同じこと考えてる人がいました。やはり。

まとめ

• リビング端末として君臨しているメリットは大きい。それを生かして、バーチャルコンソールに次ぐ、コンテンツ販売につながるサービスをやってみて欲しい。
• ソーシャルゲームとは対局なことをやってほしいので、子供のために親が課金したくなる知育系のゲームをやって欲しい。
• ディズニーに匹敵するキャラクターコンテンツを要する会社さんなので、是非テーマパークを作ってほしい。場所はもちろん関西方面で。

 

提案の具体性が乏しいですな。。しかし一つの記事にかけられる時間内で書くとすると、今の自分の能力ではこの程度かなー。継続して質を上げられるようにがんばります。。そんな感じで勝手コンサル終了。

 

関連記事

新着記事