VPS借りたら最初にやる設定まわり
前回の記事で、VPS借りてWEBサーバを準備する、なんて書いてnginxのインストール方法まで書きましたが、その前にやらなければいけないことがたくさんあることを完全に忘れていました。。これだからブランクって嫌ですね。
こちらの記事を参考にさせていただきました。
お名前.com VPS を借りて最初にやったこと(1) ユーザ作成とSSH設定
とても丁寧に書いてあって超絶わかりやすかったです>< というわけでこちらの内容に沿って自分も設定をしていきました。
ディスク構成
まずはディスク構成からやり直し。。最初からやり直しですねトホホ。どうやらデフォルトでは20GB+オプション180GBみたいに別れているようなのですが、初心者は使い分けがよくわからないのでカスタムで200GBがいいらしいです。システム情報だけ20GB内に入れてサービスデータを180GB内に入れる、とか分けて使うやり方がわかればそうしたいけれど、ちょっとよくわからないので、このやり方に従います。というわけで、OSも入れ直しですね。。
管理コンソールのOS再インストールタブを開き、ディスク構成をカスタムにして200Gを選択して実行します。これで、先日インストールしたものはぜーんぶ消えましたw 気を取り直してやり直しましょう。
秘密鍵をダウンロードしてSSH
その間に秘密鍵をダウンロードしておきます。(このへんの暗号化の仕組みがわからない人は勉強しておくといいですよ!ググればいっぱい出てきます。)ダウンロードしただけだとパーミッションがダメすぎる!とエラーになります。他のユーザーから見えないように、
# chmod 600 <private_key_name>
とかやっておきましょう。そしたら後は手元の端末のSSHクライアントからログインできます
$ ssh root@<server_ip_address> ~/path/to/private.key
こんな感じです。
インストールされているOSのバージョンを確認する
# cat /etc/redhat-release
お名前VPSだと多分最新だと思うのですが、最新じゃないっぽかったら以下
# yum update
アップデートされたら再起動
# reboot
作業用ユーザの追加
そうそうこれこれ。Linuxを最初に勉強したときに一番最初にやるやーつ。完全に忘れてました。サーバ上に作業用の一般ユーザをつくります。
# useradd XXXXX
# passwd XXXXX
そしてこの人だけがrootに変身できるようにします。
# gpasswd -a XXXXX wheel
XXXXXさんをwheelグループに追加する、っていう意味ですね。で、rootに変身できるユーザをwheelグループの人だけにします。
# vi /etc/pam.d/su
以下の部分のコメントアウトします。
auth required pam_wheel.so use_uid
最後に、作業ユーザにsudo権限を付与します。以下のコマンドで設定ファイルを開いて修正します。
# visudo
以下の行をコメントアウトします。
## Allows people in group wheel to run all commands
%wheel ALL=(ALL) ALL
SCPでファイルをアップロードできるようにする
このままだとSCPが使えないようなので、open-sshをインストールします。
# yum install openssh-clients
と思ったら「インストール済みだよ!」って怒られましたw インストールされてない方は実行ください。
SSHのセキュリティをちょっとあげる
以下を修正します。Rootのログインをできなくして、ポートを任意の数字(ここでは例として10022)に変更して、先ほど作った作業用ユーザーのみSSHログインできるようにします。
vi /etc/ssh/sshd_config
Port 10022
PermitRootLogin no
AllowUsers XXXXX
修正したら再起動します。
# /etc/rc.d/init.d/sshd restart
SSHのポートを変えたのでiptablesの設定も変えましょう。
# vi /etc/sysconfig/iptables
-A INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport 22 -j ACCEPT
これを
-A INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport 10022 -j ACCEPT
こうします。で、再起動して確認します。
# /etc/init.d/iptables restart
# iptables -L
クライアントからSSH接続できることを確認しましょう。
$ ssh XXXXX@<server_ip_address> -p 10022 ~/path/to/private.key
これで準備オッケーです!
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2014/10/10 | 技術メモ
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